【実例】産後の赤ちゃんと母親のリアルな一日の流れ
安定期に入り体調が良くなると、産後に向けた様々な準備を始めます。 ベビー服におむつ、沐浴アイテムからお母さんのための産後ケア用品まで、チェックしておきたいもの、購入しておきたいものはたくさんあります。 お腹が大きくなる前の身軽なうちに出産準備品リストをつくって、揃えたいものですね。
しかし、本当に必要な出産準備品リストをつくろうにも、なかなか難しいものです。 なぜなら、産後の赤ちゃんとの生活のイメージを詳細に描けないからです。 私も、産前は赤ちゃんのいる生活がどのようなものかまったく想像できませんでした。
ここでは、私の実体験をもとに、産後の赤ちゃんとお母さんの一日の生活を詳細にご紹介します。 そして、①授乳 ②おむつ替え ③母親の睡眠 ④洗濯 の4点について、解説します。 記事を参考に、産後の一日のイメージを頭に描き、出産準備に役立てていただければ幸いです。
【生後1ヶ月】赤ちゃんとお母さんのとある一日
退院して間もなくの1日の流れです。
「ねんね」とは、ベビーベッド、またはお昼寝布団で赤ちゃんが寝ている時間のことです。
「授乳」は完全母乳で、ミルクの調整はありません。
1. 授乳(完全母乳)の実態
2時間おきに授乳するといいますが、授乳は一瞬で終わるわけではありません。 『右のおっぱいを10分間、左のおっぱいを10分間咥えさせる』というように、 赤ちゃんがおっぱいを咥えている間、お母さんは完全に拘束されています。 1日の授乳回数が12回、各回30分授乳しているとすると、母親は1日に6時間 赤ちゃんを抱いて授乳していることになります。1日の4分の1は授乳です。
2. おむつ交換の実態
今の紙おむつはとても優秀で、おしっこをたくさん吸っていても、おむつの表面はさらさらしています。 そのため、私は、うんちがついていたらおむつを交換しています。うんちが肌についたまま放っておくと、赤くかぶれてしまいます。 すぐに拭いて綺麗にしてあげましょう。
また、うんちが付いていなければ交換しなくてよいかというと、そうではありません。 赤ちゃんがなぜ泣いているのか分からない時は、とりあえずおむつを交換します。
平均すると、一日の紙おむつの使用枚数は約12枚。 新生児用の紙おむつ1パックには90枚ほど入っているので、 1パックで1週間強使えます。
3. 母親の睡眠の実態
私は、もともと寝付きが良く、目覚ましが鳴っても目を覚まさないタイプの人間だったのですが、不思議なものです。 我が子の泣き声で目を覚ますようになりました。22時頃から翌6時くらいまで寝ていますが、3時間ごとに起きて授乳したり、おむつ替えをするので、なかなかぐっすり眠ることができません。
授乳やおむつ替えの時間を除くと、夜の睡眠時間は約8時間。赤ちゃんと一緒に1時間ほど昼寝をして、合計9時間睡眠です。 たくさん寝ているように感じますが、授乳のたびに体力を奪われているため、睡眠時間は9時間でも足りないと感じていました。 たまに、抱っこしたまま寝ながら授乳していることもありました。
4. 赤ちゃん関連アイテムの洗濯の実態
赤ちゃんが生まれると、著しく洗濯物が増えます。とくに、新生児の洗い物と大人の洗い物を分ける場合、洗濯の回数は産前の倍以上になります。 具体的に、毎日洗濯している物は以下の通りです。
着替え(短肌着とコンビ肌着) | 3セット |
沐浴後のバスタオル | 1枚 |
おくるみ用のバスタオル | 1枚 |
ハンドタオル | 2枚 |
ガーゼハンカチ | 5枚~7枚 |
母乳汚れやうんち汚れは、すぐに洗わなければシミになったりカビが生えたりするので、天気が悪くても毎日洗濯します。 新生児の衣料は、洗濯物の乾きが悪い日を想定して、少し多めに準備するとよいでしょう。
上記は春生まれの赤ちゃんの実例ですが、新生児のうちはほとんど外出をしないため、他の季節でも同じように考えてよいと思います。
『3つしたいと思っていたことのうち、1つだけできる』生活
退院後から生後2ヶ月くらいまで、同じようなスケジュールで生活していました。 1日のうち6時間は授乳、9時間は睡眠。残りの時間は抱っこをしたり、歌を歌ってあやしていたり・・・ なかなか自分の時間をつくるのは難しかったです。
私の義理の姉は産後の生活をこのように表現していました。 『その日、3つしたいと思っていたことのうち、1つだけができる感じだよ。』 今、その言葉を実感しています。
産後の赤ちゃんとの生活をイメージするのはとても難しいことです。ひとつの情報だけで判断せず、さまざまな人の話を聞いてみてください。 この記事の内容も参考にしていただければ幸いです。