生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんが喜んだオススメの絵本をご紹介します


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生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんが喜んだオススメの絵本

「本が好きな子どもに育ってほしい」
そう願う親御さんは多いことでしょう。本が好きになると、語彙が増え、自己表現が豊かになります。 また、未知の分野へ興味を持ち、知的好奇心が湧くようになります。 そんな本好きな子どもに育てるには、本が身近にある環境をつくることがとても大切です。 大人が本を読んでいる姿を見せることはもちろん、小さい頃から絵本を読み聞かせ、本に馴染んでおくことも重要です。

「小さい頃から」といいますが、いったい生後何ヶ月の頃から絵本を読んであげればよいのでしょうか。 多くのお母さんは、赤ちゃんがお座りできるようになる生後半年ぐらいから読み聞かせを始めるようです。 一方、私が娘に絵本を読み聞かせ始めたのは生後1ヶ月の頃です。この記事では、その理由と生後1~2ヶ月の娘が実際に喜んだ絵本をご紹介します。

絵本を見る赤ちゃん

絵本の読み聞かせを始めるサイン

生後間もない赤ちゃんの視力は0.02程度だと言われています。30cm先がぼんやりと見える程度です。 光を感じて明るい方を向くことがありますが、色への反応はほとんどありません。

生後1ヶ月を過ぎ、少しずつまわりが見えるようになると、大人の顔をじっと見つめたり、目の前で動いているものに反応したりします。 周囲への興味が出てきて、目や顔を動かすようになります。

もし、そのような様子が見られたら、絵本を読み聞かせ始めましょう。 目の前にあるものをじっと見ることで、赤ちゃんは「物の見方」を少しずつ学習していきます。 絵本を見せるたび、より絵が見えるようになり、絵本がさらに楽しくなる。そんな好循環をつくることができるのです。

私が生後1ヶ月の頃から絵本の読み聞かせを始めた理由はここにあります。 絵本を見せることで目の発達を促し、絵本の楽しさに気づかせることができるのです。

ねんねの赤ちゃんが喜ぶ読み聞かせ方

ねんねの赤ちゃんの絵本の読み聞かせ方

首がすわっていないねんねの赤ちゃんには、一緒に仰向けに寝転んで絵本を見せてあげましょう。 顔の高さをあわせ、赤ちゃんがいつでも大人の顔を見られるようにすると、安心して絵本に集中してくれます。 まず、赤ちゃんから20~30cm離して絵本を開いて見せてあげてください。そして、絵本の文章に囚われず、なんでも自由に語りかけてください。 声を聞きながら、じっと絵本を見つめるようになります。

※赤ちゃんの顔に絵本を落とさないように、しっかり持ちましょう。

生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんが喜んだオススメの絵本

【★★★★★】ディック・ブルーナ 0歳からの本シリーズ

はじめての絵本には、はっきりとした絵柄と色遣いでお馴染みのディック・ブルーナがオススメです。 この『0歳からの本シリーズ』は、文字がなく、シンプルな絵が並んでいるだけ。そのシンプルさ故に、赤ちゃんは認識しやすく、喜んでくれます。 シリーズは全部で4種類。なかでも、上の写真の第3集「どうぶつⅠ・Ⅱ」は、色遣いが最もカラフルでオススメです。 私は、絵本を見せながら、動物の鳴きマネをしたり、童謡を歌ったりしています。

この絵本の特徴は、蛇腹式、つまり、屏風のように広げて立てることができる点です。 寝転がっている赤ちゃんの横に立てておけば、顔を向けるだけで見ることができます。 また、うつ伏せやハイハイの練習をする時に、赤ちゃんの目の前に立てて興味を引きつけることができます。 生後半年になっても、この絵本はまだまだ手放せそうにありません。長く楽しめる良い絵本です。

【★★★★★】まついのりこ あかちゃんのほんシリーズ

こちらも“字のない絵本”です。しかし、ストーリーがない訳ではなく、絵が情景を物語ってくれます。 はっきりとした線に、原色に近い色遣いで、赤ちゃんも認識しやすく喜んでくれます。 「おたんじょうび」「おはよう」「あめふり」の3冊シリーズで、どの本もオススメです。

旦那が子どもの時に大好きだった絵本で、一番のお気に入りは「おはよう」だったそうですが、娘は「おたんじょうび」がお気に入り。 生後1ヶ月で赤ちゃんの個性を感じることができるとは驚きでした。

【★★★★☆】ことばがひろがるあかちゃん絵本シリーズ

生後2ヶ月の頃、図書館で借りてきた絵本の中で最も反応が良かった絵本です。「あそぼう」「おはよう」「おやすみ」「こんにちは」の4冊シリーズです。 娘は「あそぼう」が一番気に入っていました。はっきりとした絵柄、色遣いで、赤ちゃんも認識しやすい絵本です。

この絵本の特徴は、各ページに「読み聞かせ方」のアドバイスが小さく書かれている点です。 赤ちゃんに何を語りかけたらいいか困ってしまう方にオススメの絵本です。

しかし、残念ながら絶版となってしまったようです。良本であるのに本当に残念でなりません。 図書館や古本屋さんに置いてあるかもしれません。出会えたら是非、手に取ってみてください。

【★★★☆☆】ごぶごぶごぼごぼ

福音館書店『こどものとも0・1・2シリーズ』の中で特に人気のあった絵本です。 生後2ヶ月の娘に見せたところ、音の響きより、赤・青などの丸いイラストに興味を持ったようです。 ぱらぱらと見せると、やたら食いつきの良いページがあります。どうやら赤ちゃんのツボにハマる要素があり、楽しんでみているようです。

【★★☆☆☆】『いっしょにあそぼ』シリーズ

赤ちゃんが認識しやすいコントラストのはっきりした色遣いの絵本です。 赤色がテーマの「あかあかくろくろ」、縞模様がテーマの「しましまぐるぐる」、黄色がテーマの「ぶんぶんきいろ」など シリーズラインナップが充実しています。本の表紙を見せただけで、おっと赤ちゃんの目線を引きつけることができます。
上に紹介した他の本に比べて娘の反応が少なかったため、★2つにしました。

赤ちゃんの反応が薄くても諦めないで

読み聞かせをしてみて、赤ちゃんの反応が薄かったとしても、すぐに諦めないでください。 赤ちゃんの成長は個人差がとても大きいため、少し時期が早かったのかもしれません。 思い出した頃に再度、読み聞かせてあげましょう。きっと素敵な反応をみせてくれるはずです。

また、この記事で紹介した絵本は、生後1~2ヶ月の頃に限らず、その後も長く楽しめる良い本ばかりです。 成長に伴い、赤ちゃんの絵本の楽しみ方も変化します。何度も何度も繰り返し読み聞かせ、赤ちゃんの成長を感じる機会にして頂けたら幸いです。